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こんにちは、小館 直樹 役を務めさせて頂きます古賀 壮大郎です。

唐突ではありますが、皆さんは無駄なものや無益なものをどう思いますか?有益なものばかりに目が向いていませんか?
たしかに有益なものは大事ですが、それは必要条件であって十分条件ではありません。私が思うに、そのような無駄で無益なことにこそ人生を享受するためのスパイスが秘められているのではないでしょうか?

今回の公演『人間万事周り灯篭(仮)』では2020年の舞台において、小館という会社にクビを切られた男と岡本という高校生が登場します。やや功利的な考えに基づいて行動する小館と、“無駄なもの”に目を向け楽しく生きようとする岡本は、その“無駄なもの”への捉え方の対比とも捉えられるのではないでしょうか。
かの有名な倒幕運動家、高杉晋作の辞世句に『おもしろき こともなき世を おもしろく すみなすものは 心なりけり』とあります。普段、私たちが軽んじる傾向にある“無駄なもの”に興じるほどの大らかな心であれば、きっと世界は面白くなるでしょう。対して、有益性や実用性の有無ばかりに縛られた有機的でない心から映る世界はディストピアに他ならないのではないでしょうか。
また、今回の作品のあらすじに“何も起きなかった一日”とあります。しかし、何も起きずとも何かが起こってはいるのです。この逆説的な言葉を念頭に、ぜひ夢の中へお入りください。
クラクションを鳴らさず、ツチノコを探したり幽霊を信じたり、そんな“無駄”に興じながら生きようではありませんか。

それではまた会いましょう。公演にご期待ください。
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