こんばんは。
活劇制作、佐藤慧介でございます。

ついに昨日より「おかやまの変」開演でございます。そして明日で最終日! お時間会いましたら是非ご来場くださいませ。

そして今日お送りするのは、今回の公演は卒業公演の側面もあるということで、卒業されてしまう4年生キャストのお三方、岩下恵丸・大崎将也・堀内健太(敬称略)の対談企画でございます。我が劇団“活劇工房”について深く、深~く掘り下げていこうと思います! 活劇とは一体どんなところなのか? お三方が活劇での日々を振り返りながら語り合ってもらいました。

なお、今回のインタビュー、対談文は活劇稽古場ブログ史上最長のものとなります。濃厚です。ほぼ文字だけでお送りします。ぜひぜひ“活劇”に浸ってみてください!



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―今回卒業公演ということで、今までの過ごした活劇工房での4年間について語らってもらいましょう!
堀内健太(以下「堀内」):おぉ!核心ついてくるね。……今までの活劇工房での生活を振り返ると、やはり恵丸くんに開幕当初ヤバい奴だと思われていたことかなぁ。
岩下恵丸(以下「岩下」):あぁそうだね。出会いの時から堀内健太はやばかったね。
大崎将也(以下「大崎」):初めて3人で会ったのがワークショップの時、だったよね?
岩下:ワークショップ、ワークショップ!
大崎:それで、ねぇ。
岩下:俺と大崎がまず最初に会ったのね。で、一緒に(ワークショップに)行こうということになって、一緒に(活劇工房の)練習室1の扉を開けたの。そしたら窓に映る自分とキャッチボールしていたの。窓に映る自分を見ながらフォームの確認をしていたの。ずーっと投球練習しているから、さすがに話かけようと思って、「野球とかやってたんだ~」っていうふうに聞いたら、「いや、全然やってないよ。」って言って、続けて「肩、暖めなきゃね」って言ってずーっと投げ続けるというね。その瞬間、俺と大崎は、初めて、初めて会った人とアイコンタクトして心が通じ合うというね。
一同:(笑)
堀内:それはね、私も逆に広島から出てきて、それも生田(キャンパスの生徒)だったから、和泉(キャンパス)とか行ったらそれこそ本当にやばい所に、敵地に乗り込んだなと思っていたから、ちょっとね自分が何されてもおかしくないから、だからこうやって肩とか暖めてたよね。

―どうして堀内さんは生田から和泉へ? 活劇に入ろうと思ったのですか?
大崎:そいえば、どうして?
堀内:あぁ、まず生田に劇団ってないんだよね。演劇やりたかったから、だから和泉の方に行って、まぁフィーリングで、タケフミさんって言う先輩がいらっしゃたんだけど、その人が話しかけてくださって、時間割とかだったり相談にのってくれたから、「あっ、ここにしよう」って思ったよね。
恵丸:(タケフミさんは)同じ生田の先輩なんだよね。
堀内:で、後々聞くとタケフミさんも「こいつヤベェ奴だ」って言っていたというね。

―でもその奇跡があって今こうして一同に会している訳ですね。
大崎:奇跡と言うとまだあるよ。もともと自分兼部してて、カメラサークルに入っていたの。カメラサークルに入っていてカメラサークルの方に入り浸っている時期があったの。ある日カメラサークルのボックスにいて、4時くらいに家に帰ったんだけど、ボックスにケータイを忘れたのに気づいたのね。たまたまね。それで家から大学まで取りに帰ったんだけど、ボックスでケータイ見つけたら恵丸くんからちょうど着信があったの。
堀内:すげぇ。
大崎:それでまたワークショップに行くことになって……もしもそれがなかったら活劇に入ってなかったかも。結構運命感じてる。


★★★


―こうして出会って、活劇で公演を重ねる訳ですが、どうでしたか?
岩下:いやぁ~やっぱ重ねない方が良いよね(笑)
堀内:やればやるほど、良いところも見えてくるけれども、悪いところも見えてくるからね。それがねぇ~。
岩下:でも、上辺だけでの関係ではないということだよね。
大崎:まぁね。
堀内;確かにそれはある。

―では、それが一番試されたのが新人公演ということでしょうか?
岩下:新人公演かぁ……。
堀内:確かに一番同期がもう殴りあったというか――
岩下:殴りあってはいないでしょう。
大崎:殴りあってはないね。でもホーリーはね、MSP(明治シェイクスピアプロジェクト)あったからね。途中参加だっけ?
堀内:途中参加だね。
岩下:途中参加するときに風邪でダウンするというね。
堀内:いやぁ~面目ない。

―新人公演、どんな感じだったのでしょうか?
大崎:人数少なかったから、みんなでキャストやりながらスタッフもやるといった感じかな。
岩下:作演やりながら舞台美術とかね。
大崎:人が足りなかったよねぇ~。
岩下:脳みそぐちゃぐちゃになったよ。本当にね、10人でやったんだよ。
大崎:そうそうそうそう。ほとんどキャストとね、スタッフを兼ねてたよね。

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↑お三方の新人公演

―たしか作演が恵丸さんで、他の方々はキャストをなされていたのですよね。まずキャスト目線から、新人公演はどうでしたか?
大崎:初めての経験だったからね。勝手がわからないよね。
堀内:俺なんて途中参加だから、それまでどんなことがあったのかとか分からないから、ねぇ。
大崎:でも本当に、人数が少ないから、先輩たちに手伝ってもらって。練習とかも見てもらったりしました。だから結構、縦のつながりが活劇は強いなぁ~って感じたよね。
岩下:おぉ! そろそろ四月だからぶち込んでいくね。
大崎:まぁね(笑)
堀内:私は、ほんと途中参加して、でなんか一発目風邪なんか引いたりして……他のキャストに比べて非常に遅れてたから、そこに追いつくのを頑張って行かないと、と思ってました。
大崎:“心はMSP”なのにね(笑)
堀内:おいおいおい!
岩下:(堀内さん自身が)言ってたんだよね。
堀内:誰がそんなこと言ったんだよ! 一回聞きたかったんだけど、パネルの裏に“俺の心はMSP”って書いてあったんだよ! あれキツかったからね。本当誰が書いたの? 名乗り出てよ。……もしブログ読んで、「私書いたよ」って人いたら教えて。怒らないけど、なんで書いたの?
岩下:怒ってるんだよなぁ~それは(笑)

―では、演出からみて新人公演はどうでしたか?
岩下:もうね、もうね大変だったよ。
大崎:書けなかったんだよね。
岩下:書けなかったんだよぉ~~書けないんだよ。
大崎:色々と(キャスト)人数の兼ね合いとかもあったりしてね。
岩下:(キャスト)人数も何人か決まってないというのがあったりね。書けないそんなんじゃっていうね。書けない~~ゔぁぁぁぁぁぁぁぁ、みたいなね。ずーっと書けなかったね。

―どこまで書けなかったんですか?
岩下:本番の、10日前?2週間前?
堀内:10日前だね。

―その間稽古は?
岩下:ある分だけでやったね。
堀内:あとキャスト同士で演技見合ったりしてたね。

―周りの反応はやっぱり……
岩下:誰に会っても、とりあえず死んでくださいみたいな目で見てくるよね。
堀内:大変なのは分かってたんだけどね。でもやっぱ、稽古が進めば進むほどみんなの余裕がなくなってくるから、みんな恵丸くんをそういう風に見てしまったよね。今思えばすごく恵丸くんに無理をさせたよね。もうちょっと、心優しく、暖かい目で見たかったよね。
岩下:俺も逆だったら、「はやくしろよ本当にさぁ! 」って言ってたよね。

―でもなんとか新人公演に漕ぎ付けた訳ですね。
岩下:漕ぎ付けたね。まさに! その言葉だね。


★★★


―そして、新人公演を経て、また公演を積み重ねていくわけですが、どうでしたか? 恵丸さんなんかはもう一度作演をなされていますが……。
岩下:その時もねぇ、書けなかったんだよね。だからね、書けないんだよ、俺は! でもやっぱみんなが楽しくやっているのを見るのが好きなんだよね。
堀内:客観的に見るのが上手なんだよね。僕なんか主観的に見えないからね。恵丸くんは客観的に見えるからこそ、うちら同期の中では演技をみるのが一番うまいし、だから恵丸くんが脚本・演出だったんじゃないかな~と思います。

―堀内さんなんかは春公演で一度脚本・演出を担当なさりましたよね。
堀内:いやぁ~~恵丸くんの苦しみが、歴代の作演の苦しみが分かったよね。もう作演に対しては何も言えないね。俺が作演をやっていた時に言っていた言葉は、「熱量」。「熱量さえ出せればいいから」って指示してたね。小手先の技術とかそんなできないから、学生だから出せる“熱量”、“力”、“心”、“声”を大切にしてたね。だから一番(座組で)体調不良者が多かった。
岩下:堀内くん自身が体調不良だったからね。
堀内:体調不良な奴が体調不良にならせるようにみんなを扇動したから、みんな体調不良になったよね。でも最終的に、楽ステにいく前にキャスト陣とかが泣いている姿を見たら、それなりにやっぱ感情が入るものを創れたのではないかな、と思ったね。私自身も号泣しました。嬉しかったところの一つですね。

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↑堀内さん作演、「基礎革命素人講座」

―大崎さんとかはスタッフ、照明として関わることが多かったと思いますが、どうでしたか?
大崎:僕は脚本とか書けないし、演出とか客観的に見れないからさ、わりと主観マンだからこういうことできる人凄いなぁ~と思いながら見てたね。うん。


★★★


―それで今回、最後の公演、卒業公演となる訳ですが、どうですか?
大崎:是非皆さん楽しみにして頂きたい。
岩下:(宣伝)凄まじいな(笑)
大崎:いえいえ、是利が演出している訳だからさ、演出さんの意図を汲んでやっていきたいよね。あと同じ役者同士でアドバイスしあったりできてね、本当にありがたいよね。ありがたないなぁ~。
岩下:アドバイスと言うよりはね、助け合って、助け合ってなんとか、なんとか生きています(笑)3人助け合ってなんとか生きています。

―稽古はどうですか?
大崎:時間がないよね。本当に。
岩下:どこの公演でもそうだけど、時間はないよね。
大崎:なかなか、はいこれで完全に完成ですっていう形で本番を迎えるって難しいね。
堀内:極めようと思えばいくらでもできるからね。
大崎:まぁね、本当にね、“自分自身との戦い”なのかなぁ~っと。
一同:おぉ!

―今回の公演への意気込みを聞かせてもらってもいいですか?
堀内:観に来てくれる人の時間を、絶対に無駄にしないようにお芝居をやるように頑張りますので、よろしくお願いします。
岩下:俺はそんなカッコいいこと言えないからさ、お客さんとかじゃなくてね、この2人と楽しいと思えたらいいなと思います。
大崎:まぁ、そうですねぇ~まず自分が楽しんで、かつお客さんにも喜んでいただけるような芝居をしたいなと思います。気を抜かずにね。最後まで続けていきたいなと思います。
岩下:俺が楽しむことによって、お客様が楽しむのを、俺が楽しむというね。
堀内:無限機関ですよ、これは。


★★★


―では最後に今までの活劇を、お三方の四年間を振り返ってみてきたわけですが、活劇ってどういうところでしたか?
大崎:やっぱりね、助け合いと言うか、今回の企画もそうだけど、よく先輩たちが足繁く通ってもらってアドバスとか、頂いてね助かっている部分が多々あって……スタッフに関しても、卒業した方なんかも来て手伝いして頂いたりとか、本当にそういう意味では縦のつながりが強い、温かみのあるね――
岩下:アットホームな職場です(笑)
大崎:まぁとにかく、活劇でよかったなぁ~と思います。
岩下:俺にとって活劇工房は“家”だから。俺の家だから。
大崎:(笑)なるほどね。
岩下:家族がいっぱいいてね。良いところです。
堀内:まぁ二人が言った通り、“家”というか、濃厚な、演劇と言う濃厚な時間を共に過ごしたからこそ、深いところで、語らったりつながることもできるしね。あと大崎が言った通り活劇工房は縦のつながりがね、強いから、これは本当にいいな~と思います。



以上、長文お付き合いありがとうございます。

ではでは明日、最終日も「おかやまの変」をよろしくお願いいたします!

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